
40代になったら、コラーゲンが減少してシワやたるみが目立つようになり
乾燥肌にもなりやすいと言われています。
乾燥肌にならない為にも、お肌のしくみと要素を理解しておきましょう。
女性ホルモンの減少と40代後半の肌の乾燥肌の関連性
Contents
お肌のしくみ
お肌は、「表皮」と「真皮」、「皮下組織」で構成されています。

表皮
表皮の厚さは、桜の花びらと同じぐらいのわずか0.02mmの薄さ
肌の内部の水分が蒸発しないように守ったり、
肌に触れる外気やホコリなど、外からの刺激が体内に入ってくるのを防ぐ役割を持っています。
真皮
真皮は、表皮の下でふっくらとした肌の土台のようなもの
肌の弾力を保って、真皮の中の毛細血管が栄養と酸素を肌に運んでくれます。
特に、コラーゲンは肌の中でも大切な成分
水分を除いた真皮の約80%を占めています。
真皮の中に網目状のネットワークをつくることで弾力とハリをキープ
シワやたるみは、このコラーゲンが減少したり変性することによって
お肌の弾力やハリが失われてしまう原因なのです。
美肌を決める3つの要素
真皮には保湿成分をつくり、角質層内に水分を蓄えておく力が備わっています。
特に、角質層の水分量は肌の美しさを決める大きな要素
「天然保湿因子」「細胞間脂質」「皮脂膜」3つの要素から成立っています。
- 天然保湿因子
- 細胞間脂質
- 皮脂膜
天然保湿因子(NMF)
天然保湿因子は、肌の新陳代謝の課程でタンパク質が分解される事で
放出されたアミノ酸によって作られています。
お肌の弾力をあたえ保湿力を維持するのに重要な働きを担っているのですが、
減少するとバリア機能も低下してしまいます。
細胞間脂質

細胞間脂質の主成分はセラミド
セラミドは、皮膚の細胞の外側にある隙間を埋める物質です。
そして、セラミドはお肌の水分を守る最大のカギとなります。
水分をはさみ込む性質をもっているので、水分をつかまえると湿度が0%になっても蒸発しません。
しかし、加齢になってくるにつれてセラミドも減少してしまいます。
セラミドは、肌のターンオーバー(表皮の新陳代謝)の長さにより生産量が減り
健康的な20代では、ターンオーバーの周期が28日程度なのに
40代になると、55日程度もかかってしまうのです。
ターンオーバーが遅れると、古い角質層が肌表面に溜まりやすくなり
肌のくすみやシミ、乾燥といった色んな肌トラブルの原因となります。
皮脂膜
皮脂膜は、「天然の保湿クリーム」と呼ばれるほど肌の保湿に不可欠な存在です。
肌の表面の膜となり、水分の蒸発を防ぎます。
しかし、過剰に分泌されると肌のテカリや
メイク崩れの原因にもなりまし酸化しやすいのが弱点です。
まとめ
このように、「天然保湿因子」によって肌の潤いを保って
「細胞間脂質」が、隙間を埋めてくれて
「皮脂膜」によって、水分の蒸発を防いでくれていることで
保湿が成り立っているのです。
加齢によって失われやすくなっているのでスキンケアでしっかりと補充してあげましょう。
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